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2024年1月27日土曜日

NTTドコモのインターネット光回線サービス「ahamo光」とは?

記事公開日:2023年12月08日(金)
最終更新日:2024年01月27日(土)


NTTドコモ(以下ドコモ)が提供するインターネット光回線「ahamo光」について解説する。

当記事中に表示の金額は、すべて税抜き表記とする。


【申込条件】
ドコモの携帯電話「ahamo」回線の契約があり、かつ18歳以上の個人名義のユーザーであること。18歳未満と法人名義は契約不可。


【通信速度・通信規格】
最大通信速度:
1Gbps(*1)・10Gbps(*2)
通信規格:OCNバーチャルコネクト(IPoE方式IPv4 over IPv6通信)

*1:光ファイバーケーブル敷設不可の物件では最大通信速度が100Mbpsとなる場合あり。
*2:1Gbpsに比べて提供エリアが限られる。光ファイバーケーブル敷設不可の物件では提供不可。


【サービス提供エリア】
1Gbps:NTT東日本・西日本(以下、NTT東西)のフレッツ光ネクストの提供エリアと同様。
10Gbps:NTT東西のフレッツ光クロスの提供エリアと同様。


【ahamo光のポイント】
1.インターネットサービスプロバイダー(以下ISP)がセットになっており、光回線もISPもすべてドコモからの提供となる。メールアドレスの提供等、一般的なISP契約に付いてくるサービスは一切ない。

2.PPPoE方式(通信機器に接続アカウントと接続パスワードなどの設定が必要なタイプ)の接続には対応しておらず、IPoE方式(対応の通信機器を用意すれば接続設定が不要なタイプ)の接続での提供となる。

3.IPoE方式でかつ「OCNバーチャルコネクト」(IPoE方式IPv4 over IPv6通信)という通信規格に対応した通信機器(Wi-Fiルーター等)が必須となる。さらに10Gbpsの場合は10Gbps通信に対応している必要がある。

4.ドコモ光電話(固定電話)・ドコモ光テレビオプション等のオプションサービスも提供している。


【月額料金】
1.マンション1Gbps(2年定期契約プラン):¥3,300
2.戸建て住宅1Gbps(2年定期契約プラン):¥4,500
3.マンション1Gbps(定期契約なしプラン):¥4,300(2年定期契約プランより+¥1,000)
4.戸建て住宅1Gbps(定期契約なしプラン):¥6,000(2年定期契約プランより+¥1,500)
5.マンション・戸建て住宅10Gbps(2年定期契約プラン):¥5,100
6.マンション・戸建て住宅10Gbps(定期契約なしプラン):¥6,600(2年定期契約プランより+¥1,500)

*ISPの料金も含まれる。
*2年定期契約プランには解約金の設定があるが、2年間の継続利用を約束に定期契約なしプランの料金より割り引くプランで、2年毎に自動更新となる。自動更新を希望しない場合は定期契約なしプランへ変更するか、他社光回線への変更、解約のいずれかを選択する必要がある。
*10Gbpsについては、マンション・戸建て住宅共に同額である。


【解約金】
1.マンション1Gbps:¥3,300
2.戸建て住宅1Gbps:¥4,500
3.マンション・戸建て住宅10Gbps:¥5,100

*2年定期契約プランの場合のみ解約金が設定されている。
*契約満了月・その翌月・その翌々月(以下、契約満了期間)に解約、定期契約なしプランへの変更、他社光回線への変更を行った場合は解約金が免除されるが、それ以外の時期に手続きをすると解約金が請求される。
*2年定期契約プランの自動更新を希望しない場合の手続きについても、契約満了期間中の場合は解約金が免除されるが、期間外に手続きをした場合には解約金が請求される。
*ahamo光とセットを組んでいる携帯電話ahamo回線を解約の場合はahamo光も自動解約となり、その時期がahamo光の契約満了期間以外だった場合は解約金が発生する。


【解約金を支払ってもお得な場合】
マンション・戸建て住宅とも、4ヶ月以上継続利用する場合は2年定期契約プランの方がお得である。

マンション1Gbpsの場合:解約金は¥3,300。定期契約なしプランより月々¥1,000お得。3ヶ月目で解約すると、お得額¥3,000と解約金¥3,300で、-¥300の損失となるが、4ヶ月目だとお得額¥4,000と解約金¥3,300で、¥700のプラスに転じ、以降5~24ヶ月目は毎月¥1,000ずつプラスになっていく。

戸建て住宅1Gbpsの場合:解約金は¥4,500。定期契約なしプランより月々¥1,500安い。3ヶ月目で解約するとお得額¥4,500と解約金¥4,500で、ちょうど¥0になり定期契約なしプランに並ぶ。4ヶ月目だとお得額¥6,000と解約金¥4,500で、¥1,500のプラスに転じ、以降5~24ヶ月目は毎月¥1,500ずつプラスになっていく。

マンション・戸建て住宅10Gbpsの場合:解約金は¥5,100。定期契約なしプランより月々¥1,500安い。3ヶ月目で解約するとお得額¥4,500と解約金¥4,500で、ちょうど¥0になり定期契約なしプランに並ぶ。4ヶ月目だとお得額¥6,000と解約金¥5,100で、¥900のプラスに転じ、以降5~24ヶ月目は毎月¥1,500ずつプラスになっていく。

以上のことから、余程の短期間の利用でない限りは2年定期契約プランがお得である。

例えばahamo光の回線品質が不安で、とりあえず1・2ヶ月程度利用してみたいという人は、契約なしプランで契約してみて納得がいけば2年定期契約プランに契約変更し、納得がいかなければ解約や他光回線への乗り換えという選択もありではないだろうか。


【OCNバーチャルコネクト対応の通信機器について】
1Gbpsの場合はドコモからレンタルするか、市販の対応通信機器(Wi-Fiルーターなど)を購入するか選択できるが、必ずOCNバーチャルコネクトに対応したものでなければならない。10Gbpsの場合は現時点で案内がない。

レンタルの場合、NTT東日本エリアは月額¥300でドコモからの提供で、NTT西日本エリアは月額¥550でNTT西日本からの提供となる。

2年以上利用するのであれば、レンタルよりも購入した方が安くつくだろう。

また、通信機器の仕様を細部までこだわる場合、機能性の高い機器を要求する場合も、レンタルだと仕様まで選べないため購入の方が良い。

レンタルのメリットは、契約期間中は無期限で対応してもらえること、自然故障等の一切過失のない場合は無償で交換してもらえることである。

ドコモ光電話(固定電話)の契約がある場合は、ドコモから提供される光電話対応ルーターがOCNバーチャルコネクトに対応している上、料金もドコモ光電話の基本料金に含まれているため、通信機器の仕様にこだわらない限りは新たな機器の準備は不要である。

ただし無線LAN機能は別オプションとなり、NTT東日本エリアは月額¥300、NTT西日本は月額¥100で使えるようになる。

OCNバーチャルコネクト対応の通信機器を自分で準備する場合は、OCNバーチャルコネクト提供元のNTTコミュニケーションズのサイトで対応機器のリストが公開されているのでご参考に こちら(PDFファイル)

IPoE方式IPv4 over IPv6通信にもOCNバーチャルコネクト(ドコモ系でドコモの法人部門やISP「OCN」を運営する株式会社NTTコミュニケーションズ)の他にtransix(IIJ系でインターネットエクスチェンジサービスを運営するインターネットマルチフィード株式会社)、v6プラス(KDDI系でインターネットエクスチェンジサービスを運営する株式会社JPIX。旧名称は日本ネットワークイネイブラー株式会社で通称JPNE)、IPv6オプション(KDDI系でISP「BIGLOBE」を運営するビッグローブ株式会社)、v6コネクト(ISP「ASAHIネット」を運営する株式会社朝日ネット)、クロスパス(丸紅系で旧UCOMのアルテリア・ネットワークス株式会社)など様々なブランドがあるため、単に「IPoE通信対応!」とパッケージに書かれているだけで通信機器を選んではいけない。

新しいルーターほど多くのIPoE方式IPv4 over IPv6通信に対応しているが、販売時期が古いルーターはOCNバーチャルコネクトや一部のIPoE方式IPv4 over IPv6通信に対応していないケースもあるため注意が必要。

IPoE方式IPv4 over IPv6通信でも初期の方にデビューしたtransixやv6プラスは大半のルーターが対応している印象。

OCNバーチャルコネクト・v6コネクト・クロスパスは後発組と思っていただきたい。

契約している光回線のIPoE方式がどの種類か、どのルーターがどのIPoE方式IPv4 over IPv6通信に対応しているか必ず事前に確認をしてからルーターをお選びいただきたい。


【OCNバーチャルコネクトでの通信について】
OCNバーチャルコネクトのようなIPoE方式IPv4 over IPv6通信は、PPPoE方式のような通信機器に接続アカウントと接続パスワードなどの設定が一切不要なのが特徴である。

正しく配線すれば、電源を入れるだけで自動的に回線を判別してインターネット接続(以下ネット接続)に必要な設定がされる仕組み。


【OCNバーチャルコネクトを含むIPoE方式IPv4 over IPv6通信の注意点】
前項目で述べた仕組みから初心者には嬉しい仕様だが、OCNバーチャルコネクトなどIPoE方式IPv4 over IPv6通信に非対応の通信機器の場合は、いくら設定をしても配線をやり直しても一切ネット接続ができないので注意!

またahamo光契約前に他の光回線事業者でIPoE方式IPv4 over IPv6通信を利用していた場合、前の事業者との回線が切断されない限りahamo光(OCNバーチャルコネクト)は開通できない状態が続く。

この状態が続くと、ネット接続ができない日が数日単位で発生する可能性がある。

以前の事業者との解約完了日に前の事業者のIPoE方式IPv4 over IPv6通信が切断されるとは限らないため、ahamo光契約前に前事業者に切断予定日等のスケジュールを確認しておいた方が良いだろう。

これはIPoE方式IPv4 over IPv6通信はネット1回線あたり1契約しか使えない仕様であること、かつPPPoE方式のようなユーザー側が通信機器の設定をして使う仕組みではないためである。

ユーザー側で操作することは不可能で、前の事業者のIPoE方式IPv4 over IPv6通信をユーザー側で切断したりすることはできない。

通信機器の初期化や再起動、設定の見直しでできることでもないので注意。

PPPoE方式は接続設定が必要で初心者には手間だが、以前の通信事業者との契約やネット接続設定が通信機器に残っていても、新しい通信事業者の設定に変更してしまえばすぐに使えるようになり、ネットが使えない日が一切発生しないメリットがある。

またPPPoE方式とは違い、IPoE方式IPv4 over IPv6通信はIPアドレスを複数ユーザーでシェアするため、利用可能なポート番号、ポート数に制限がある。

一部の通信ゲームなど、特定ポートを使用するサービスやソフトウェア、複数のユーザでIPアドレスを共有すると利用できないサービスは利用できない場合がある。

一般的なネット利用には何ら支障はなく、ネットゲームも大半が問題なく利用できる(心配な場合は契約前に要チェック)。

一方、サーバー運営を行っていたり、ネット回線を使った特殊な機器を導入しているユーザーは契約前に要チェックである。


【ドコモ光からahamo光へ乗り換える場合の注意点】
1.ドコモ光 → ahamo光へ変更の場合、ドコモ間の光回線の変更だが事務手数料3,000円が発生する。プロバイダ変更手数料という扱い。

2.ドコモ光(2年定期契約) → ahamo光(定期契約なし)へ乗り換える場合を除き、ドコモ光の解約金の発生はない。

3.ahamo光のISPは「ahamo光」一択となるため、ドコモ光で契約中のISPのまま乗り換えることはできず、ahamo光の開通をもってドコモ光のISP契約は解約となる。解約をもってドコモ光のISPから提供されているメールアドレスも消滅する。メールアドレスのみを残すプランを有料で提供しているISPもあるため、乗り換え前に確認されることをオススメする。

4.ドコモ光の一部ISPからahamo光へ乗り換える場合、契約中のドコモ光ISP ⇔ ahamo光ISP間の情報連携の都合で、契約中のドコモ光ISP → ドコモ光「OCNインターネット(タイプA)」プランへ一旦変更・経由する必要があり(ahamo光申込後に自動的に実施される)、ahamo光の利用開始まで3週間程度要する。この処置によって発生する料金は、契約中のドコモ光プランの日割り料金(月初め~OCNインターネットへの変更日前日まで) + ドコモ光「OCNインターネット(タイプA)」プランの日割り料金(契約中のドコモ光プランからOCNインターネットへの変更日~ahamo光への変更日前日) + ahamo光の日割り料金(OCNインターネットからahamo光へ切り替え完了日~月末) + ドコモ光→ahamo光への事務手数料3,000円となる。なお、ドコモ光にて「ドコモnet」「plala」「plala(Sコース)」「OCN(2023年6月30日以前に契約のユーザー)」「OCNインターネット(2023年7月1日以降に契約のユーザー)」「andline」「BIGLOBE」「エディオンネット」「TNC」の各ISPを利用している場合はISP間の連携が取れているため、このような経由処置は不要。


【ahamo光の注意事項】
1.2年定期契約は2年間の継続利用が必要で、以後2年毎に自動更新される。契約更新月とその翌月・翌々月に解約や他光回線への乗り換えをした場合は解約金はかからないが、契約更新月以外にそういった手続きをした場合は月額料金に加えて解約金が発生する。

2.携帯電話ahamo回線の解約や他のahamo以外のドコモ携帯電話回線への変更、ドコモ以外の他社携帯電話回線への乗り換えなど、携帯電話回線ahamoの契約がなくなった場合はahamo光も自動解約となる。ahamo光2年定期契約の場合、この自動解約の時期によっては解約金が発生する。

3.ahamo光と携帯電話ahamo回線の利用開始月が異なる場合は、契約期間のカウントが別々になるので注意。例えば携帯電話ahamo回線を2年利用していても、ahamo光2年定期契約の契約期間が2年未満の状態で解約や他社光回線へ乗り換えをした場合は解約金が発生する。

4.ドコモ光電話(固定電話)の契約がある場合でahamo光を解約(自動解約も含む)する場合、解約前に従来のアナログ電話回線(加入電話)へ変更しておかないと電話番号が消滅し、同じ電話番号を継続利用できなくなる。

5.PPPoE方式の提供・利用は不可。IPアドレスをシェアするIPoE方式IPv4 over IPv6通信のため、利用可能なポート番号、ポート数に制限がある。一部の通信ゲームなど、特定ポートを使用するサービスやソフトウェア、複数のユーザでIPアドレスを共有すると利用できないサービスは利用できない。

6.メールアドレス等、一般的なISPが標準提供しているサービスは提供していない。

7.ドコモ光のような携帯電話回線とのセット割はない。

2022年2月3日木曜日

【レポート】最安値業者を比較!NTT系インターネット光回線(光コラボレーション)

記事公開日:2022年2月3日(木)


【おことわり】
当記事は記事公開日時点の情報であり、今後事業者の方針で突然変更される場合も考えられるため、必ず公式サイトでも確認していただきたい。当記事に関連して発生したいかなる損害についてもその責任を負わないものとする。契約はご自身の責任において行なっていただきたい。


NTT系のインターネット光回線(光コラボレーション回線)の最安値業者はどこか比較してみた。

光コラボレーションとは何かについては、過去記事(こちら)をご覧いただければと思う。

以前から光コラボレーション系の回線の最安値に挑戦していることで有名なのは、株式会社縁人(縁人=「えんじん」と読むそう)の「enひかり」。

その後、株式会社エクスゲートが「おてがる光」を提供し、こちらも格安回線として有名である。

さらに2022年2月1日からは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社(インターネットサービスプロバイダのSo-netを運営する企業)が「So-net 光 minico」という新しい光回線のコースの提供を開始し、価格のみの単純比較では最安値の「enひかり」よりも安い価格になった。

So-net 光 minicoについては、当ブログでも取り上げているのでサービス内容については過去記事(こちら)をご覧いただきたい。

以下、この3社のサービスを比較してみる。

【月額料金】
1.enひかり:
(集合住宅)3,520円、(戸建て住宅)4,620円
2.おてがる光:(集合住宅)3,608円、(戸建住宅)4,708円
3.So-net 光 minico:(集合住宅)3,400円、(戸建住宅)4,500円
*enひかり・おてがる光・So-net 光 minicoいずれもNTT東日本・西日本のホームゲートウェイや無線LANカードを設置する場合、または設置済みの状態で転用・事業者変更を行った場合はレンタル料金が発生するのでご注意。

【NTT東日本・西日本のホームゲートウェイ・無線LANカードのレンタル料金(月額)】
光電話(固定電話)を利用する場合や、enひかり・おてがる光・So-net 光 minicoへ乗り換える前からNTT東日本・西日本のホームゲートウェイ・無線LANカードをレンタルされていた場合は別途レンタル料金が必要。
1.enひかりの場合
NTT東日本エリア:
220円(ホームゲートウェイのみの利用で無線LANカードの利用なしの場合)、330円(ホームゲートウェイ+無線LANカードを利用の場合)
NTT西日本エリア:220円(ホームゲートウェイのみの利用で無線LANカードの利用なしの場合)、330円(ホームゲートウェイ+無線LANカードの利用の場合)

2.おてがる光の場合
NTT東日本エリア:
220円(ホームゲートウェイのみの利用で無線LANカードの利用なしの場合)、330円(ホームゲートウェイ+無線LANカードを利用の場合)、110円(無線LANカードを追加する場合に1枚毎にかかる料金)
NTT西日本エリア:220円(ホームゲートウェイのみの利用で無線LANカードの利用なしの場合)、330円(ホームゲートウェイ+無線LANカードを利用の場合)、110円(無線LANカードを追加する場合に1枚毎にかかる料金)

3.So-net 光 minicoで光電話契約なしの場合
NTT東日本エリア:
330円(1Gbps対応無線LANルータ利用料)
NTT西日本エリア:275円(ホームゲートウェイのみの利用の場合)、385円(ホームゲートウェイ+無線LANカードを利用の場合)

4.So-net 光 minicoで光電話契約ありの場合
NTT東日本エリア:
330円(1Gbps対応無線LANルータ)、110円(無線LANカードを追加する場合、2枚目以降1枚毎にかかる料金)、無料(1Gbps未満の回線契約でホームゲートウェイのみの利用の場合)、110円(1Gbps未満の回線契約でホームゲートウェイ+無線LANカードを利用の場合。無線LANカードを追加する場合に2枚目以降1枚毎にかかる料金)
NTT西日本エリア:無料(ホームゲートウェイのみの利用の場合)、110円(ホームゲートウェイ+無線LANカードを利用の場合。無線LANカードを追加する場合、2枚目以降1枚毎にかかる料金)

*初めてホームゲートウェイを設置の場合、派遣工事や回線品目の変更等で工事費用が発生する場合あり。

【高速通信帯域オプション】
月額料金とは別に追加料金を支払うことで、通常の回線よりも混雑や通信速度の低下が起こりにくい高速帯域を利用することができる。
1.enひかり:(v6プラス)・(transix)・(Xpass)各198円/月
2.おてがる光:(IPv6オプション・v6プラス)165円/月
3.So-net 光 minico:(さくさくスイッチ・ワンデー)220円/1日(利用前日までに申し込み必要)
*申し込み手数料:enひかりとおてがる光は回線契約と同時に申し込みの場合は無料で、回線開通後に追加や変更で申し込みの場合は2,200円。So-net 光 minicoは無料。
*So-net 光 minicoは月額ではなく日額220円で、かつ利用する前日までに申し込みが必要なのでご注意。

【Wi-Fiルータレンタル】
1.enひかり:
なし
2.おてがる光:月額495円
3.So-net 光 minico:月額550円
*2022年2月1日現在、enひかりとv6プラスを同時申し込みしたユーザーへ特別価格でv6プラス対応Wi-Fiルータを販売。
*2022年2月1日現在、So-net 光 minicoは回線契約とSo-net v6プラス対応ルーターを同時に申込んだ場合に限り、レンタル料金を永年無料にするキャンペーンを実施。

【最低契約期間】
1.enひかり:
設定なし
2.おてがる光:設定なし
3.So-net 光 minico:設定なし

【解約金】
1.enひかり:
なし
2.おてがる光:なし
3.So-net 光 minico:なし
*おてがる光で回線工事費を分割払いにしている場合、So-net 光 minicoで契約時に回線工事費がかかった場合で、工事費の分割払いが完了していない期間に解約した場合は残債額を一括で支払う必要がある。

【初回事務手数料】
1.enひかり:
(回線新設)3,300円、(転用)2,200円、(事業者変更)2,200円
2.おてがる光:(回線新設)2,200円、(転用)2,200円、(事業者変更)2,200円
3.So-net 光 minico:(回線新設)3,300円、(転用)3,300円、(事業者変更)3,300円
*回線新設:NTT系のインターネット光回線を初めて導入する場合をいう(フレッツ光や他社光コラボレーション回線から乗り換えの場合は工事不要だが、auひかりやNURO光などから乗り換える場合は新設工事の必要がある)。
*転用:NTT東日本・西日本のフレッツ光回線から光コラボレーション回線へ乗り換える場合をいう。
*事業者変更:他社光コラボレーション回線から乗り換える場合をいう。
*回線新設の場合は事務手数料とは別に回線工事費が必要。
*光回線の契約と同時に光電話(固定電話)を新設、または現在利用中の固定電話(アナログ回線など)から光電話へ移行する場合は別途工事費が必要。

【回線新設工事費】
1.enひかり:
集合住宅・戸建住宅タイプともに(無派遣工事)2,200円、(訪問工事あり、屋内配線新設なし)8,360円、(訪問工事あり、屋内配線新設あり)16,500円
2.おてがる光:集合住宅・戸建住宅ともに(無派遣工事)2,200円、集合住宅(訪問工事あり)16,500円・分割払い月550円✕30回、戸建住宅(訪問工事あり)19,800円・分割払い月550円✕36回
3.So-net 光 minico:26,400円を分割払いで1ヶ月目990円、2~36ヶ月目は毎月726円
*2022年2月1日現在、おてがる光とSo-net 光 minicoは工事費実質無料キャンペーンあり。
*光回線の契約と同時に光電話(固定電話)を新設、または現在利用中の固定電話(アナログ回線など)から光電話へ移行する場合は別途工事費が必要。
*転用や事業者変更の場合は工事費はかからないが、集合住宅タイプ→戸建住宅タイプまたは戸建住宅タイプ→集合住宅タイプへ変更、100Mbps→1Gbpsへ回線速度の変更、光電話の新設など工事が必要なオプションサービスの追加等を行った場合は工事費が必要となる。

【提供方式】
1.enひかり:
光コラボレーション(NTT東日本・西日本が株式会社縁人へ光回線を卸売し、株式会社縁人がユーザーへ提供)
2.おてがる光:光コラボレーション(NTT東日本・西日本が株式会社エクスゲートへ卸売し、株式会社エクスゲートがユーザーへ提供)
3.So-net 光 minico:光コラボレーション(NTT東日本・西日本がソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社へ卸売し、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社がユーザーへ提供)

【通信速度】
1.enひかり:
1Gbps(一部の集合住宅など100Mbpsの場合あり。別コースで10Gbpsの提供もあり)
2.おてがる光:1Gbps(一部の集合住宅など100Mbpsの場合あり)
3.So-net 光 minicoは無料:1Gbps(一部の集合住宅など100Mbpsの場合あり)

【利用可能なオプションサービス】
1.enひかり:
光電話・リモートサポート・電気・フレッツテレビ・固定IP・v6プラス・transix・Xpass・公衆無線LAN等。
2.おてがる光:光電話・ポケットWi-Fi・v6プラス対応Wi-Fiルータレンタル・フレッツテレビ・各種サポート(あんしんサポート+・駆けつけサポート24・ライフラインサポート24・生活110番優待)・固定IP・メールアドレス・セキュリティ・あんしん保証(保険)
3.So-net 光 minico:光電話・v6プラス(自動適応)・さくさくスイッチワンデー(限定帯域から高速帯域へ切り替え)・24時間出張修理オプション・フレッツテレビ・ポケットWiFi・v6プラス対応Wi-Fiルータレンタル・ So-net安心サポート+(リモートサポートとセキュリティがセット)・まとめてバスター(ネット詐欺・情報漏えい)・セキュリティ(カスペルスキー)・ So-net安心サポート(リモートサポート)・ So-netくらしのお守り(水回り・鍵・ガラスの破損など生活のトラブルを解決)・えらべる倶楽部for So-net(家族全員で使える割引・優待サービス)・詐欺ウォール(フィッシング詐欺対策)・その他So-netが提供する各オプションサービス

【関連リンク】
enひかり
株式会社縁人
おてがる光
株式会社エクスゲート
So-net 光 minico
So-net 光 minicoサービス概要
So-net
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社

2022年2月2日水曜日

【レポート】新しいインターネット光回線コース「So-net 光 minico」とは?向き・不向きもご紹介!

記事公開日:2022年2月1日(火)


【おことわり】
当記事は記事公開日時点の情報であり、今後事業者の方針で突然変更される場合も考えられるため、必ず公式サイトでも確認していただきたい。当記事に関連して発生したいかなる損害についてもその責任を負わないものとする。契約はご自身の責任において行なっていただきたい。


インターネットサービスプロバイダ(以下、ISP)のSo-net(ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)が新しいインターネット光回線コースの提供を開始した。

【サービス名】
So-net 光 minico(ソネット ヒカリ ミニコ)

【提供開始日】
2022年2月1日(火)

【特徴】
1.
通信機能以外の余分な機能はなし。
2.通信帯域を限定(混雑時は低速になる場合あり。他のSo-netのインターネット回線コースとは異なり、So-net 光 minico向けに専用設計された回線を使用)。
3.v6プラス(IPoE接続方式IPv4 over IPv6通信)が自動適用(v6プラスの利用が絶対条件のため、PPPoE方式でのインターネット接続は不可。v6プラス開通までの期間に限りPPPoE方式での接続可。v6プラス対応の通信機器の準備が必要。固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービスなどは利用不可)。
4.1・2によるコストカットにより低価格化を実現。
*利用前日までに申込むことで高速の通信帯域に変更可能(ただし+220円/1日)。

【提供可能エリア】
日本全国(NTT東日本・西日本のフレッツ光提供エリア)

【提供方式】
光コラボレーション(NTT東日本・西日本が光回線をSo-netの運営会社であるソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社へ卸売し、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が一般ユーザーへ光回線+ISPとセットで提供。)
*光コラボレーションとは何かについては過去記事参照(こちら)。
*NTT東日本・西日本のフレッツ光回線ユーザーや他社光コラボレーション回線ユーザーは回線工事なしで乗り換え可能(乗り換え前の状態のまま乗り換える場合に限る。契約時に集合住宅タイプ→戸建住宅タイプまたは戸建住宅タイプ→集合住宅タイプへタイプ変更、100Mbps→1Gbpsへ回線速度の変更、工事が必要なオプションサービスの追加等を行った場合は除く)。

【利用料金(月額)】
集合住宅:
3,400円
戸建住宅:4,500円
*ともに税込み価格。
*NTT東日本・西日本のホームゲートウェイや無線LANカードを設置する場合、または設置済みの状態で転用(NTT東日本・西日本のフレッツ光からSo-net 光 minicoへ乗り換える場合をいう)・事業者変更(ドコモ光やSoftbank光など他社光コラボレーション回線からSo-net 光 minicoに乗り換える場合をいう)を行った場合はレンタル料金が発生するのでご注意。
*2022年2月1日現在、単純な料金比較では光コラボレーション系で業界最安値を目指していることで有名な「enひかり」よりも安い料金(集合住宅:3,520円、戸建住宅:4,620円)。

【NTT東日本・西日本のホームゲートウェイ・無線LANカードのレンタル料金(月額)】
光電話(固定電話)を利用する場合や、So-net 光 minicoへ乗り換える前からNTT東日本・西日本のホームゲートウェイ・無線LANカードをレンタルされていた場合は別途レンタル料金が必要。
1.光電話契約なしの場合
NTT東日本エリア:
330円(1ギガ対応無線LANルータ利用料)
NTT西日本エリア:275円(ルータ機能のみ)、385円(ルータ機能+Wi-Fi機能)
2.光電話契約ありの場合
NTT東日本エリア:
330円(1Gbps対応無線LANルータ)、110円(無線LANカードを追加する場合。2枚目以降1枚毎に)、無料(1Gbps未満の回線契約で無線LANカードを利用しない場合)、110円(1Gbps未満の回線契約で無線LANカードを利用する場合。無線LANカードを追加する場合。2枚目以降1枚毎に)
NTT西日本エリア:無料(無線LANカードを利用しない場合)、110円(無線LANカードを利用する場合。無線LANカードを追加する場合。2枚目以降1枚毎に)
*初めてホームゲートウェイを設置の場合、派遣工事や回線品目の変更等で工事費用が発生する場合あり。

【最低契約期間】
設定なし

【解約金】
なし
*ただし「So-net 光 minico」を申込みの際に回線工事費がかかっている場合で、工事費の分割払いが完了していない期間に解約した場合は残債額が一括請求される。

【初回必要経費】
1.
工事費:26,400円(2022年2月1日現在、回線新設の場合は実質無料)
2.事務手数料(契約手数料):3,300円
3.利用開始日から月末までの利用料金(日割り計算)
*利用開始月の翌月からは通常の利用料金のみ。
*他のコースや他の回線事業者から「So-net 光 minico」へ契約の場合は、前契約の方で解約金や違約金が発生する場合があるので要確認。
*工事費は26,400円を利用開始月の翌月から36ヶ月に分割し、1ヶ月目は990円、2~36ヶ月目は毎月726円請求されるが、同額割引くことで実質無料に。
*フレッツ光回線・他社光コラボレーション回線ユーザーは工事不要(ただし「So-net 光 minico」申込み時に集合住宅タイプ→戸建住宅タイプまたは戸建住宅タイプ→集合住宅タイプへタイプ変更、100Mbps→1Gbpsへ回線速度の変更、工事が必要なオプションサービスの追加等を行った場合は除く)。

【通信速度】
最大1Gbps

【接続方法】
IPoE接続方式(IPv4 over IPv6通信)
*以下のサービスは利用できないので注意。固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス。
*v6プラスの利用が絶対条件。
*PPPoE接続方式は利用不可(ただしv6プラス開通までの通信断の期間は利用可)。
*IPv4 over IPv6通信対応の通信機器(v6プラス対応ホームゲートウェイまたはv6プラス対応ブロードバンドルーター)の用意必須。
*「So-net 光 minico」の申込みと同時に「So-net v6プラス対応ルーター」のレンタルを申込んだ場合は永年無料(2022年2月1日現在)。

【利用可能なオプションサービス(別料金)】
1.
So-net 光 電話(NTT東日本・西日本のひかり電話と同等)
2.So-net 光 テレビ(NTT東日本・西日本のフレッツ・テレビと同等)
3.24時間出張修理オプション(回線トラブルや故障修理を24時間365日対応)
4.さくさくスイッチ(ワンデー)(限定されている通信帯域を高速の通信帯域にグレードアップ。ただし前日までに申込みが必要で220円/1日かかる。)
5.その他、So-netが提供している各種オプションサービス

【注意事項】
1.
PPPoE方式での接続にしか対応していないインターネットサービスは利用できない(固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービスなど)。
2.限定した回線帯域を使用のため、回線が混雑時は低速になることがある。
3.他のSo-netのインターネット回線コースとは異なり、So-net 光 minico向けに専用設計された回線を使用している。
4.高速帯域を頻繁に利用したいユーザーは他のインターネット回線コースの方が安くなる場合がある(例えば集合住宅のユーザーが帯域の高速化「さくさくスイッチ・ワンデー」を7日以上利用した場合、220円✕7日+「So-net 光 minico」の利用料金3,400円=4,940円となり、So-net 光 プラスの利用料金4,928円より割高になる)。

【こんな人に向いている】
1.
とにかく料金を安く抑えたい人(余分なオプションセットは不要!通信機能だけにして低価格にしてほしいと思っている人は特にオススメ)。
2.PPPoE方式でのインターネット接続が必要なサービス(固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービスなど)を必要としない人(So-net 光 minicoはv6プラスが自動適用となりIPoE方式でのIPv4 over IPv6通信が絶対条件。v6プラスが開通するまでの期間を除きPPPoE方式での接続は不可)。
3.サイト閲覧やメールの送受信(大容量の添付ファイルを除く)など低容量のデータ通信がほとんどで、動画視聴やネットゲームなど大容量データ通信はあまり利用しない人。
4.夜間や休日など、回線の混雑で低速になりやすい時間帯にはあまり利用しない人(一般的なオフィスのように、平日8時~18時くらいまでしかデータ通信をしない人。)。
5.高速データ通信をあまり求めない人(一般的なサイト閲覧が問題なくできれば良いと思っている人)。
6.月に2・3日くらいしか高速データ通信を必要としない人(データ通信の高速化は別オプションで、利用予定日の前日までに申込みが必要。+220円/1日。220円✕利用した日数+So-net 光 minicoの月額料金の合計額が「So-net 光」や「So-net 光 プラス」、他社の光回線の月額料金を下回る場合はオススメ)。
7.回線新設時にかかる工事費を負担したくない人(2022年2月1日現在、So-net 光 minicoは回線新設時にかかる回線工事費が実質無料。工事費無料キャンペーンは他のコースや他社光回線でも実施の場合が多いので比較をオススメ)。
8.Wi-Fiルータなど通信機器(v6プラス対応であることが絶対条件)を自己負担で準備したくない人(2022年2月1日現在、So-net 光 minicoとSo-net v6プラス対応ルーターのレンタルを同時に申し込んだ場合に限り永年無料)。

【こんな人には不向き】
1.
常時高速通信を求める人。
2.PPPoE方式でのインターネット接続しか利用できないサービス(固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービスなど)を利用している人、またはPPPoE方式での接続も使いたい人(So-net 光 minicoはv6プラスが自動適用となりIPoE方式でのIPv4 over IPv6通信が絶対条件。v6プラスが開通するまでの期間を除きPPPoE方式での接続は不可)。
3.動画サイトやネットゲームなど大容量のデータ通信が多く、スムーズなデータ通信(ラグはNG)を求める人。
4.月に2・3日以上、高速データ通信を必要とする人(「こんな人に向いている」の項目でも述べた通り、データ通信の高速化は別オプションで+220円/1日。220円✕利用した日数+So-net 光 minicoの月額料金の合計額が他の回線コースや他社光回線の月額料金を上回る場合は割高)。

【関連リンク】
So-net 光 minico(公式サイト)
So-net 光 minicoサービス概要(公式サイト)
高速帯域オプションサービス「さくさくスイッチ(ワンデー)」
So-net公式サイト
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社公式サイト

2021年8月7日土曜日

【GMO光アクセス】インターネットプロバイダ「GMOとくとくBB」が光コラボ回線に参入

記事公開日:2021年08月07日(土)


インターネットサービスプロバイダ(以下、ISP)の「GMOとくとくBB」(以下、GMO社)が光コラボ回線に参入した。

光コラボ回線とは何かは過去記事( こちら )にまとめているので割愛させていただく。

今まではNTT東日本・西日本(以下、NTT東西)が提供している「フレッツ光」や、NTTドコモの「ドコモ光」へISP事業者としては参加してきたが、自社の光コラボ回線は持っていなかった。

サービス名称は「GMO光アクセス」。

NTT東西から光回線の卸売を受けたGMO社が、一般ユーザーへ光回線とISPをセットで提供する。

ただし他の光コラボ回線事業者(NTTドコモ・ソフトバンク・OCN・So-net・BIGLOBEなど)とは提供条件が異なる。

他社の光コラボ回線(ドコモ光・ソフトバンク光・OCN光・So-net光・ビッグローブ光など)の場合だと、「フレッツ光」からの乗り換え(業界用語で転用という)や、他社光コラボ回線からの乗り換え(業界用語で事業者変更という)でも申し込めるが、GMO社の光コラボ回線の場合は新規で光回線を導入する場合しか申し込めない。

フレッツ光ユーザーや他社光コラボ回線ユーザーといったNTT東西系の光回線既設組は契約できない。

では契約できないユーザーはどうすればよいか?

記事冒頭でも書いたが、GMO社はNTT東西のフレッツ光や、光コラボ回線ではドコモ光向けにISP事業を展開している。

フレッツ光ユーザーはGMO社のフレッツ光回線対応コースに申し込めばよい。

フレッツ光回線とセット(NTT回線と紐付けるコース、withフレッツとも呼ぶ)のコースや、プロバイダ単体コース(フレッツ光回線とは紐付けず、GMO社とプロバイダのみ単独契約するコース)、フレッツ光V6プラスコース(日本ネットワークイネイブラー社のV6プラスという回線を使用するコース)などがある。

また光コラボ回線ユーザー(ドコモ光以外のコラボ回線を利用中のユーザー)はドコモ光へ事業者変更し、ISPを「GMOとくとくBB」に指定すればよい。

ただ乗り換えには少なからず手数料がかかることをお忘れなく。

ドコモ光利用中でGMO社以外のISPを利用している場合は、手数料がかかるがドコモショップかドコモインフォメーションセンターへ電話連絡することで「GMOとくとくBB」へプロバイダ変更が可能。

他には「auひかり」でもISP事業を展開している。
【関連リンク】
■ GMOとくとくBB
■ GMO光アクセス
■ GMOとくとくBB(ドコモ光対応コース)
■ GMOとくとくBB(フレッツ光回線セット)
■ GMOとくとくBB(フレッツ光プロバイダ乗り換えコース・プロバイダ単体契約)
■ GMOとくとくBB(フレッツ光V6プラスコース)

2021年5月3日月曜日

【レポート】関西電力の新しい電気料金プラン「with U-NEXTでんき」はお得か?

記事公開日:2021年05月03日(月)


「with U-NEXTでんき」は関西電力が2021年2月26日(金)正午から申し込み受付を開始した新しい電気料金プランで、電気契約と株式会社U-NEXTが提供する動画配信サービス「U-NEXT」をセットにしたもの。

「with U-NEXTでんき(Gセット)」というプランもあるが、これは電気契約+ガス契約(関電ガス)+U-NEXTのセットプランで、さらに料金がお得になっているが、この記事では電気契約+U-NEXTの「with U-NEXTでんき」のみを取り扱うこととする。

セットにすることで、どれだけお得なのか調べてみた。

以下、全て税込み(消費税率10%)表記とする。

料金やサービス内容は全て記事公開日時点の情報である。

各自、契約前に必ず公式サイトでも確認するようにしていただきたい。
まず、関西電力の電気契約とU-NEXTを別々に契約した場合は以下の通り。


【従量電灯A】関西電力の家庭向けの一般的な電気料金プラン

最低料金(15kWhまで)・・・1契約につき¥341.01
第1段階(15kWhを超え120kWhまで)・・・1kWh毎に¥20.31
第2段階(120kWhを超え300kWhまで)・・・1kWh毎に¥25.71
第3段階(300kWh超過分)・・・1kWh毎に¥28.70

【U-NEXT月額料金】
¥2,189

【最低料金】・・・¥2530.01
¥341.01(従量電灯Aの最低料金)+¥2,189(U-NEXT月額料金)=¥2530.01
では、「with U-NEXTでんき」にし、関西電力の電気契約とU-NEXTの契約をセットにした場合はどうなるか?

【with U-NEXTでんき】関西電力の電気契約+U-NEXTのセットプラン

最低料金(15kWhまで)・・・1契約につき¥2,265
第1段階(15kWhを超え120kWhまで)・・・1kWh毎に¥20.31
第2段階(120kWhを超え300kWhまで)・・・1kWh毎に¥24.92
第3段階(300kWh超過分)・・・1kWh毎に¥28.41

*U-NEXTの月額料金は最低料金の中に含まれる。

【最低料金の比較】

関西電力の電気契約とU-NEXTを別々に契約した場合の最低料金(従量電灯Aの最低料金+U-NEXTの月額料金)-with U-NEXTでんきの最低料金=¥2530.01-¥2,265=¥265.01

関西電力の電気契約とU-NEXTを別々に契約する場合に比べ、最低でも1ヶ月あたり¥265安くなる。
さらに「with U-NEXTでんき」では第2段階(120kWhを超え300kWhまで)以上の電気料金も安くなっている。


第1段階(15kWhを超え120kWhまで):
1kWh毎に¥20.31(従量電灯Aと同様)

そのため、電気使用量が0~120kWhの場合は上で比較した最低料金の差額以外の割引はなく、月額¥265安くなるだけ。

第2段階(120kWhを超え300kWhまで):1kWh毎に
¥25.71(従量電灯A) → ¥24.92(with U-NEXTでんき)=¥0.79値引き。

月々の電気使用量が121~300kWhの場合は最低料金の差額の¥265に加え、最小¥0.79(121kWh)~最大¥142.2(300kWh)、従量電灯A+U-NEXTより料金が安くなる。


従量電灯A+U-NEXTの場合:
¥4,688.27(121kWh)~¥9,290.36(300kWh)
with U-NEXTでんきの場合:¥4,422.47(121kWh)~¥8,883.15(300kWh)
毎月のお得額:¥265.8(121kWh)~¥407.21(300kWh)
年間のお得額:¥3,189.6(121kWh)~¥4,886.52(300kWh)


第3段階(300kWh超過分):1kWh毎に
¥28.70(従量電灯A) → ¥28.41(with U-NEXTでんき)=¥0.29値引き。

月々の電気使用量が301kWh以上の場合は最低料金の差額の¥265に加え、第2段階の差額最大の¥142.2(300kWh)、それに300kWhを超えた分の電気使用量(電気使用量-300kWh)✕¥0.29、従量電灯A+U-NEXTより料金が安くなる。


従量電灯A+U-NEXTの場合:
¥9,319.06(301kWh)~
with U-NEXTでんきの場合:¥8,911.56(301kWh)~
毎月のお得額:¥407.5(301kWh)~
年間のお得額:¥4,890(301kWh)~
【結論】
U-NEXTを継続的に利用する人にとっては、電気の使用量が0の場合でも損をしないお得なプランである。

電気料金とU-NEXTを別々に契約する場合に比べ、月々最低でも¥265安くなる。

1年間だと
¥265✕12ヶ月=¥3,180安くなり、最低でもU-NEXT月額料金¥2,189の約1.5ヶ月分が毎年還元されることになる。

毎月の電気使用量が300kWhを超える家庭だと、年間お得額は¥4,886.52を超え、U-NEXTの月額料金2ヶ月分(¥2,189✕2=¥4,378)+1コイン(¥500)以上が還元される計算になる。

【電気料金の計算式】
上記に記載の料金は、それぞれ以下の計算式から算出している。

電気使用量が0~15kWhの場合(最低料金の範囲に収まる場合):それぞれの料金プランの最低料金(以下、最低料金と表記)

電気使用量が16~120kWhの場合(第1段階の範囲の場合):0~15kWhの電気料金(最低料金)+16~120kWhの電気料金(第1段階の電気料金)=最低料金+{(電気使用量-15kWh)✕第1段階の電気料金} → 第1段階の料金は15kWhを超えた分(16kWh以上)から計算されるため、15kWhを差し引いている。

電気使用量が121~300kWhの場合(第2段階の範囲の場合):0~15kWhの電気料金(最低料金)+16~120kWhの電気料金(第1段階の電気料金)+121~300kWhの電気料金(第2段階の電気料金)=最低料金+{(120kWh-15kWh)✕第1段階の電気料金}+{(電気使用量-120kWh)✕第2段階の電気料金}=最低料金+105kWh✕第1段階の電気料金+{(電気使用量-120kWh)✕第2段階の電気料金} → 第2段階の料金は120kWhを超えた分(121kWh以上)から計算されるため、120kWhを差し引いている。

電気使用量が301kWh以上の場合(第3段階の範囲の場合):0~15kWhの電気料金(最低料金)+16~120kWhの電気料金(第1段階の電気料金)+121~300kWhの電気料金(第2段階の電気料金)+301kWh以上の電気料金(第3段階の電気料金)=最低料金+{(120kWh-15kWh)✕第1段階の電気料金}+{(300kWh-120kWh)✕第2段階の電気料金}+{(電気使用量-300kWh)✕第3段階の電気料金}=最低料金+105kWh✕第1段階の電気料金+180kWh✕第2段階の電気料金+{(電気使用量-300kWh)✕第3段階の電気料金} → 第3段階の料金は300kWhを超えた分(301kWh以上)から計算されるため、300kWhを差し引いている。
【関連リンク】
■ 関西電力「withU-NEXT でんき」概要
■ 関西電力「withU-NEXT でんき」申込みサイト
■ 関西電力(企業概要)
■ 関西電力(顧客向けサイト)
■ 関西電力(個人の顧客向けサイト)
■ 関西電力(法人の顧客向けサイト)