記事公開日:2024年10月04日(金)
最終更新日:2024年10月05日(土)
最終更新日:2024年10月05日(土)
2024年10月2日(水)、「ケータイWatch」というサイトにて『携帯電話用に「060」番号開放へ、24年12月中に』という記事が出た。
携帯電話番号は090・080・070で始まるが、これに060が新たに追加されるというものだ。
携帯電話は1人1番号から、1人複数番号保有が当たり前の時代になり、今後も保有数は増加すると見られる。
契約ユーザー数が増えると、当然割り当て出来る電話番号の在庫は減っていく。
在庫切れにならないよう、将来を見据えて事前に対策をするというもの。
2020年9月に発足した菅義偉内閣の影響が特に大きかったように思う。
日本の携帯電話料金は世界と比較して高いとのことでメスが入った。
菅義偉氏は首相になる前、内閣官房長官だった時代の頃からこの件を問題視しており、「(日本の携帯電話料金は)今より4割下げる余地がある」と発言していた。
大手携帯電話各社は料金形態の練り直しを求められ、格安携帯電話各社も大手に対抗して月々の維持費を更に低価格化したり、従来の料金のままでデータ通信量を増量するなどして実質値下げをした。
KDDIの「povo2.0」のように基本使用料0円で、180日間に一度でも何らかの課金をすれば携帯電話番号を維持できるサービスも登場した。
これにより携帯電話番号を複数契約しても維持費が安くなったため、仕事用・プライベート用など使い分けで保有しやすくなった。
また大規模通信障害発生時の対策として、複数の携帯電話会社と契約するユーザーも増えている。
1台の携帯電話端末に複数枚のSIMカードを挿入できる機能があるため(非搭載の端末もあるため購入前に要確認)、2つの携帯電話番号を1台の端末で使い分け・管理できるようになったことも複数番号保有ユーザー増加の要因として大きい。