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2024年7月14日日曜日

NTTドコモの電話窓口の保留メロディーが変わった?

記事公開日:2024年7月14日(日)


今回は少々マニアックな話。

NTTドコモ(以下、ドコモ)をご利用の方ならご存知のあの音楽。

動画:https://youtu.be/pia70zRXAJM?si=0m-SDpASNIkychbT




ドコモの電話窓口「ドコモインフォメーションセンター(以下、インフォメーションセンター)」で使われている保留時のメロディーで、電話をしたことがある人なら一度は耳にしたであろうメロディーである。

何年採用されているのだろうか?というくらい古いように思う。

2024年4月頃、ドコモ光(ドコモが提供するインターネット回線)の申込みやサービス内容の確認でインフォメーションセンターを利用した。

混み合っていたため、オペレーターの順番が回ってくるまで待たされることになったのだが、先程の動画のいつもの保留メロディーが鳴らず、違うメロディーが流れたのだ。

あれ?変わった?あのメロディーはもうないのか・・・。

でも、どこかで聴いたことがあるメロディーだった。

このメロディーに関して動画は見つからなかったが、どこのメロディーかすぐに思い出した。

インターネットサービスプロバイダー(以下、ISP)OCNの電話窓口「カスタマーズフロント」で採用されている保留メロディーと同じだったのだ。

何でOCNが?

これもすぐに思い出したのだが、OCNといえば過去の記事(こちら)で書いたとおり、2023年7月1日にドコモ直営となった。

それが関係しているのだろうか?

ドコモ光以外のインフォメーションセンターの保留メロディーまで変わったかどうかは未確認のため、ご存知の方がいらっしゃったらコメント欄で教えていただきたい。

結局この電話でドコモ光を申込んだのだが、契約書類が後日届いてから色々と見えてきた。

「ドコモ光 契約申込書」に問い合わせ先が記載されていたのだが、「受付店舗 関西)ドコモ光受付センタ(O)直(T)(大阪) 0120506506」となっていた。

また同契約書の他のページに記載の問い合わせ先には「株式会社NTTドコモ 関西)ドコモ光受付センタ(O)直(T)(大阪) ドコモ光申込み受付時の担当者の氏名 ご注文内容についてのお問い合わせ 0120506506」」とあった。

「0120506506」の電話番号にも見覚えがあった。

OCNの電話窓口の番号だったのだ。

OCNの電話窓口が、ドコモ光の受付店舗としての役割も果たしていたのだ。

ちなみに0120-506-506へダイヤルすると、「こちらはカスタマーズフロントでございます。」というガイダンスが流れ、OCNの各種サービスや手続きの案内になる。

ここからは推測の域に過ぎないが・・・。

先述のとおり、2023年7月1日にOCNはドコモ直営(営業本部OCN部)となった。

2023年6月23日付けの報道発表資料「組織の新設など」によると、OCN部の業務内容は「レゾナントの事業統合によるサービス、ソリューションなどに関すること。」とのこと。

レゾナントとは、2023年6月30日まで存在したNTTレゾナント社のことで、主にOCNの個人向けサービスを運営していた企業で、同年7月1日にNTTドコモに吸収合併され消滅した。

OCNはISPでありインターネット回線を扱うブランドでもあるので、ドコモ直営になったのを機にドコモ光の受付窓口の機能を集約させたのではないだろうか?

このことは2024年7月1日に実施されたドコモ組織変更からも見えてくる。

OCNが属していた営業本部は、スマートライフカンパニーと統合されてコンシューマサービスカンパニーになった。

それと同時にOCN部の名称は消滅した。

OCNはどこの部署が担当することになったのか疑問だったが、その後の報道発表資料に記載された「人事」(2024年6月17日付け)から見えてきた。

営業本部OCN部担当部長をされていた方が、コンシューマサービスカンパニー光ブロードバンド事業推進部長になった。

これを見る限りでは、コンシューマサービスカンパニー光ブロードバンド事業推進部が営業本部OCN部の後継部署ではないだろうか?

コンシューマサービスカンパニー光ブロードバンド事業推進部の業務内容は、「ドコモ光および光回線付随サービス・機器などに係わるモバイルと連携した光ブロードバンド事業の推進に関すること。」(報道発表資料2024年5月10日付け「組織の新設など」)と記載されている。

2024年6月30日までは「営業本部光ブロードバンド事業推進部」という名称で、業務内容は「光・FWAなどの固定通信及び付随サービス・機器などに関わる、モバイルと連携したホーム・ブロードバンド事業の推進に関すること。」(報道発表資料2022年5月12日付け「組織の新設など」)だった。

さらに過去に遡ると「光ブロードバンド事業推進部」は、2015年7月1日の組織変更で誕生した部署のようだ。

2015年5月15日付けの報道発表資料「組織の新設等」を見ると、業務内容は「ドコモ光および光回線付随サービス・機器等に係わるモバイルと連携した光ブロードバンド事業の推進に関すること。」とあり、2024年7月1日の組織変更後と全く変っていないことがわかる。

2024年7月1日からは、これに「営業本部OCN部」の業務が加わり、新しい「光ブロードバンド事業推進部」が発足したという感じだろうか?

これらの情報をつなげると、ISP OCNを取り扱っていた「営業本部OCN部」は、ドコモ光等を取り扱っていた「営業本部光ブロードバンド事業推進部」と統合されて「コンシューマサービスカンパニー光ブロードバンド事業推進部」になったということが言えるのではないだろうか?

以上の経緯から、ドコモ光の担当部署はOCNと深く関わりを持つようになったのだろう。