2020年9月6日日曜日

【まとめ】インターネットサービスプロバイダSo-netが一部ネット接続サービスを他社へ譲渡

記事作成日:2019年07月07日(日)
最終更新日:2020年09月06日(日)


インターネットサービスプロバイダ(以下、ISP)のSo-net(読み:ソネット 運営会社:ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)が、一部のインターネット接続コースを他社へ事業譲渡(売却)し撤退することになった。

*インターネットサービスプロバイダとは、インターネット接続の窓口的な役割を果たし、接続に必要な手続きやトラブル時のサポートをする企業のこと。

譲渡対象となるのはNTTドコモ(以下、ドコモ)が提供しているインターネット光回線「ドコモ光」に対応したコース「So-net for ドコモ光」。

これをplala(読み:ぷらら 運営会社:株式会社NTTぷらら)へ事業譲渡し、So-netはドコモ光回線事業からは完全撤退する。

plalaもSo-netと同様のISP業者のため、同業他社への事業譲渡となった。

以下はその取りまとめである。

【主な出来事】

■2019年5月27日(月):So-netがプレスリリースにて発表。plalaとドコモも同日発表した。

■時期不明:So-netが譲渡対象となる利用者に対し書面を郵送(プレスリリースにて発表されたものとほぼ同様のもの)。

■2019年6月13日(木):「So-net for ドコモ光」の新規契約の受付を終了。

■2019年6月25日(火):「So-net for ドコモ光」の事業譲渡拒否の申し出受付を終了。この日までにSo-netサポートデスク(窓口の名称)に連絡を入れたユーザーはplalaへの譲渡対象から除外。

■2019年7月1日(月):事業譲渡完了。これに伴い、コース名は「So-net for ドコモ光」→「plala Sコース(正式名称:ドコモ光向けインターネット接続サービスSコース)」へ変更。またこの日、plalaの主要株主だったNTTコミュニケーションズ(ISPのOCNを運営する企業)がドコモへ全株式を譲渡したため、plalaはドコモのグループ会社の1つになった。
【plala Sコースの概要(正式名称:ドコモ光向けインターネット接続サービスSコース・旧So-net for ドコモ光)】

■コース説明:So-netの契約(インターネット接続情報・メールアドレス・オプションサービス)のままドコモ光に加入したいユーザー専用のコース。

■新規契約者:So-netからplalaへ事業譲渡されて以降も募集中。これにより、今後もSo-netユーザーが容易にドコモ光へ加入できるよう手段を残した形。またSo-netユーザーからも契約を取りたいドコモの思いもあるのではないか?(筆者の推測)。ただし申し込みできるのはドコモ光回線を初めて申し込む人(新規契約・転用・事業者変更など形式は問われない)で、かつ申し込み時点でSo-netのフレッツ光または光コラボレーション対応コースを契約中の人に限定される。

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