記事作成日:2016年02月06日(土)
NTT東日本・西日本(以下、NTT東西)が提供している「ひかり電話」。
NTT東西のフレッツ光回線契約者のみに提供され、従来の固定電話(加入電話)に替わるサービスとして展開されています。
ひかり電話がフレッツ光契約必須なのは、加入電話のような電話交換機式ではなくフレッツ光網(NTTの光ファイバー網)を使用するためです。
フレッツ光に加入の際、加入電話と同番号で移行可能で、かつ基本料金や通話料金も従来より大幅に安く抑えられることから契約者数を伸ばしてきました。
基本料金比較
加入電話・・・1700円(住宅用)~
ひかり電話・・・500円(基本プラン)~
ひかり電話・・・500円(基本プラン)~
加入電話は距離に応じて通話料金が高くなりますが、ひかり電話は日本国内の固定電話(この記事では、ひかり電話と加入電話合わせて固定電話とします)であれば一律3分8円で通話できます。
海外通話も安い料金で実現し、例えばアメリカへは1分9円で通話できます。
しかし家族間が同じ携帯電話会社で、かつファミリー割引を組んでいる場合は通話料が無料になるため、フレッツ光加入の段階で携帯電話に一本化する人もいます。
さらに近年ではスマートフォン向けの無料通話アプリが発達し、海外通話も無料化が実現しました。
携帯電話各社も国内の定額通話プランを導入したため、ひかり電話を活用する機会も少なくなりました。
いくら加入電話より安い料金でも、使う機会がなければ契約する意味がないですからね。
加入電話はもちろん、今後はひかり電話も年々ユーザー数が減少して厳しくなっていくと思います。
人口減少社会の影響も受けます。
固定電話の番号をそのまま携帯電話に持たせ、移動型の固定電話のようにする構想を聞いたことがあるのですが、今後のNTTのサービス展開が気になるところです。
◆ おことわり ◆
* 上記内容は当ブログ記事公開日時点の話で、今後の社会情勢や新技術・新サービスの展開で状況が大きく変わる場合があります。
* 当ブログ記事に関連して、読者様に発生したいかなる損害についてもその責任を負いません。
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