2022年2月2日水曜日

【レポート】新しいインターネット光回線コース「So-net 光 minico」とは?向き・不向きもご紹介!

記事公開日:2022年2月1日(火)


【おことわり】
当記事は記事公開日時点の情報であり、今後事業者の方針で突然変更される場合も考えられるため、必ず公式サイトでも確認していただきたい。当記事に関連して発生したいかなる損害についてもその責任を負わないものとする。契約はご自身の責任において行なっていただきたい。


インターネットサービスプロバイダ(以下、ISP)のSo-net(ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)が新しいインターネット光回線コースの提供を開始した。

【サービス名】
So-net 光 minico(ソネット ヒカリ ミニコ)

【提供開始日】
2022年2月1日(火)

【特徴】
1.
通信機能以外の余分な機能はなし。
2.通信帯域を限定(混雑時は低速になる場合あり。他のSo-netのインターネット回線コースとは異なり、So-net 光 minico向けに専用設計された回線を使用)。
3.v6プラス(IPoE接続方式IPv4 over IPv6通信)が自動適用(v6プラスの利用が絶対条件のため、PPPoE方式でのインターネット接続は不可。v6プラス開通までの期間に限りPPPoE方式での接続可。v6プラス対応の通信機器の準備が必要。固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービスなどは利用不可)。
4.1・2によるコストカットにより低価格化を実現。
*利用前日までに申込むことで高速の通信帯域に変更可能(ただし+220円/1日)。

【提供可能エリア】
日本全国(NTT東日本・西日本のフレッツ光提供エリア)

【提供方式】
光コラボレーション(NTT東日本・西日本が光回線をSo-netの運営会社であるソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社へ卸売し、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が一般ユーザーへ光回線+ISPとセットで提供。)
*光コラボレーションとは何かについては過去記事参照(こちら)。
*NTT東日本・西日本のフレッツ光回線ユーザーや他社光コラボレーション回線ユーザーは回線工事なしで乗り換え可能(乗り換え前の状態のまま乗り換える場合に限る。契約時に集合住宅タイプ→戸建住宅タイプまたは戸建住宅タイプ→集合住宅タイプへタイプ変更、100Mbps→1Gbpsへ回線速度の変更、工事が必要なオプションサービスの追加等を行った場合は除く)。

【利用料金(月額)】
集合住宅:
3,400円
戸建住宅:4,500円
*ともに税込み価格。
*NTT東日本・西日本のホームゲートウェイや無線LANカードを設置する場合、または設置済みの状態で転用(NTT東日本・西日本のフレッツ光からSo-net 光 minicoへ乗り換える場合をいう)・事業者変更(ドコモ光やSoftbank光など他社光コラボレーション回線からSo-net 光 minicoに乗り換える場合をいう)を行った場合はレンタル料金が発生するのでご注意。
*2022年2月1日現在、単純な料金比較では光コラボレーション系で業界最安値を目指していることで有名な「enひかり」よりも安い料金(集合住宅:3,520円、戸建住宅:4,620円)。

【NTT東日本・西日本のホームゲートウェイ・無線LANカードのレンタル料金(月額)】
光電話(固定電話)を利用する場合や、So-net 光 minicoへ乗り換える前からNTT東日本・西日本のホームゲートウェイ・無線LANカードをレンタルされていた場合は別途レンタル料金が必要。
1.光電話契約なしの場合
NTT東日本エリア:
330円(1ギガ対応無線LANルータ利用料)
NTT西日本エリア:275円(ルータ機能のみ)、385円(ルータ機能+Wi-Fi機能)
2.光電話契約ありの場合
NTT東日本エリア:
330円(1Gbps対応無線LANルータ)、110円(無線LANカードを追加する場合。2枚目以降1枚毎に)、無料(1Gbps未満の回線契約で無線LANカードを利用しない場合)、110円(1Gbps未満の回線契約で無線LANカードを利用する場合。無線LANカードを追加する場合。2枚目以降1枚毎に)
NTT西日本エリア:無料(無線LANカードを利用しない場合)、110円(無線LANカードを利用する場合。無線LANカードを追加する場合。2枚目以降1枚毎に)
*初めてホームゲートウェイを設置の場合、派遣工事や回線品目の変更等で工事費用が発生する場合あり。

【最低契約期間】
設定なし

【解約金】
なし
*ただし「So-net 光 minico」を申込みの際に回線工事費がかかっている場合で、工事費の分割払いが完了していない期間に解約した場合は残債額が一括請求される。

【初回必要経費】
1.
工事費:26,400円(2022年2月1日現在、回線新設の場合は実質無料)
2.事務手数料(契約手数料):3,300円
3.利用開始日から月末までの利用料金(日割り計算)
*利用開始月の翌月からは通常の利用料金のみ。
*他のコースや他の回線事業者から「So-net 光 minico」へ契約の場合は、前契約の方で解約金や違約金が発生する場合があるので要確認。
*工事費は26,400円を利用開始月の翌月から36ヶ月に分割し、1ヶ月目は990円、2~36ヶ月目は毎月726円請求されるが、同額割引くことで実質無料に。
*フレッツ光回線・他社光コラボレーション回線ユーザーは工事不要(ただし「So-net 光 minico」申込み時に集合住宅タイプ→戸建住宅タイプまたは戸建住宅タイプ→集合住宅タイプへタイプ変更、100Mbps→1Gbpsへ回線速度の変更、工事が必要なオプションサービスの追加等を行った場合は除く)。

【通信速度】
最大1Gbps

【接続方法】
IPoE接続方式(IPv4 over IPv6通信)
*以下のサービスは利用できないので注意。固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス。
*v6プラスの利用が絶対条件。
*PPPoE接続方式は利用不可(ただしv6プラス開通までの通信断の期間は利用可)。
*IPv4 over IPv6通信対応の通信機器(v6プラス対応ホームゲートウェイまたはv6プラス対応ブロードバンドルーター)の用意必須。
*「So-net 光 minico」の申込みと同時に「So-net v6プラス対応ルーター」のレンタルを申込んだ場合は永年無料(2022年2月1日現在)。

【利用可能なオプションサービス(別料金)】
1.
So-net 光 電話(NTT東日本・西日本のひかり電話と同等)
2.So-net 光 テレビ(NTT東日本・西日本のフレッツ・テレビと同等)
3.24時間出張修理オプション(回線トラブルや故障修理を24時間365日対応)
4.さくさくスイッチ(ワンデー)(限定されている通信帯域を高速の通信帯域にグレードアップ。ただし前日までに申込みが必要で220円/1日かかる。)
5.その他、So-netが提供している各種オプションサービス

【注意事項】
1.
PPPoE方式での接続にしか対応していないインターネットサービスは利用できない(固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービスなど)。
2.限定した回線帯域を使用のため、回線が混雑時は低速になることがある。
3.他のSo-netのインターネット回線コースとは異なり、So-net 光 minico向けに専用設計された回線を使用している。
4.高速帯域を頻繁に利用したいユーザーは他のインターネット回線コースの方が安くなる場合がある(例えば集合住宅のユーザーが帯域の高速化「さくさくスイッチ・ワンデー」を7日以上利用した場合、220円✕7日+「So-net 光 minico」の利用料金3,400円=4,940円となり、So-net 光 プラスの利用料金4,928円より割高になる)。

【こんな人に向いている】
1.
とにかく料金を安く抑えたい人(余分なオプションセットは不要!通信機能だけにして低価格にしてほしいと思っている人は特にオススメ)。
2.PPPoE方式でのインターネット接続が必要なサービス(固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービスなど)を必要としない人(So-net 光 minicoはv6プラスが自動適用となりIPoE方式でのIPv4 over IPv6通信が絶対条件。v6プラスが開通するまでの期間を除きPPPoE方式での接続は不可)。
3.サイト閲覧やメールの送受信(大容量の添付ファイルを除く)など低容量のデータ通信がほとんどで、動画視聴やネットゲームなど大容量データ通信はあまり利用しない人。
4.夜間や休日など、回線の混雑で低速になりやすい時間帯にはあまり利用しない人(一般的なオフィスのように、平日8時~18時くらいまでしかデータ通信をしない人。)。
5.高速データ通信をあまり求めない人(一般的なサイト閲覧が問題なくできれば良いと思っている人)。
6.月に2・3日くらいしか高速データ通信を必要としない人(データ通信の高速化は別オプションで、利用予定日の前日までに申込みが必要。+220円/1日。220円✕利用した日数+So-net 光 minicoの月額料金の合計額が「So-net 光」や「So-net 光 プラス」、他社の光回線の月額料金を下回る場合はオススメ)。
7.回線新設時にかかる工事費を負担したくない人(2022年2月1日現在、So-net 光 minicoは回線新設時にかかる回線工事費が実質無料。工事費無料キャンペーンは他のコースや他社光回線でも実施の場合が多いので比較をオススメ)。
8.Wi-Fiルータなど通信機器(v6プラス対応であることが絶対条件)を自己負担で準備したくない人(2022年2月1日現在、So-net 光 minicoとSo-net v6プラス対応ルーターのレンタルを同時に申し込んだ場合に限り永年無料)。

【こんな人には不向き】
1.
常時高速通信を求める人。
2.PPPoE方式でのインターネット接続しか利用できないサービス(固定IPサービス・特定のプロトコル「PPTP、SCTP」を利用するサービス・利用可能なポート番号が制限されている特定のポートを使うサービス・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービスなど)を利用している人、またはPPPoE方式での接続も使いたい人(So-net 光 minicoはv6プラスが自動適用となりIPoE方式でのIPv4 over IPv6通信が絶対条件。v6プラスが開通するまでの期間を除きPPPoE方式での接続は不可)。
3.動画サイトやネットゲームなど大容量のデータ通信が多く、スムーズなデータ通信(ラグはNG)を求める人。
4.月に2・3日以上、高速データ通信を必要とする人(「こんな人に向いている」の項目でも述べた通り、データ通信の高速化は別オプションで+220円/1日。220円✕利用した日数+So-net 光 minicoの月額料金の合計額が他の回線コースや他社光回線の月額料金を上回る場合は割高)。

【関連リンク】
So-net 光 minico(公式サイト)
So-net 光 minicoサービス概要(公式サイト)
高速帯域オプションサービス「さくさくスイッチ(ワンデー)」
So-net公式サイト
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社公式サイト

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